17日(日)は広島市中央図書館で行われた「朗読と講演会」に行って来ました。
東日本大震災や福島第一原発事故に関連する沢山の詩や絵本・作文集の中から抜粋しての朗読会。
朗読は「ひろしま音読の会」さんが担当されました。
「ひろしま音読の会」は2000年に設立。被爆地ヒロシマを朗読によって伝えていきたいと元アナウンサーの方々が集まってできた会だそうです。
どうりですばらしい朗読!皆さん熱心に聞き入っていました。
そして、講演担当のアスチカ。
津波のこと・原発のことでそれぞれ、アスチカの会員の3名の方にご協力を頂き、お話していただきました。
被災者として、人前で話をする、ということはとてもとても大変なこと。
原稿を書くところから辛い当時のことを思い出さなくてはならないし、その辛い気持ちを集まった大勢の方の前で自ら喋らなければなりません。
本当に辛いことです。
ですが、実際に被害にあった誰かが伝えなければ、恐ろしさや憤りを伝えていかなければ、時間と共に風化してしまうのでは・・・。と快く引き受けてくださいました。
会場には50人ほどの方が来てくださっていました。
それぞれの朗読と講演、広島の方々はどのように感じられたのでしょう。
私も被災者と言われる様になり日々感じることがあります。
それは、知ろうとしてくださること、被災地にそして避難者に思いを寄せ、そして知ったことで考えてくださること、それがなにより嬉しいということ。
私たちは当事者と言われる立場にあります。
被災地から遠く離れた広島で、あの時の事を知っている私たちが果たすべき役割があるのでは・・・、そう感じます。
風化させない、そのために私たちができることも、少しずつ考えていきたいと思います。
広島の方々に震災のこと、そして避難者のこと・アスチカのことを知っていただくいい機会になったと思います。
どうかこの機会がこれで終わることなく、避難者と共に考えてるようになれば・・・。そんなふうに思いました。
この会を企画してくださった広島市中央図書館のみなさま、ひろしま音読の会のみなさま、お話して下さった会員の方々、そして会場に足を運んでくださった方々、ありがとうございました。
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