今日、雪ん子(雪虫)を見ました。福島では
「今日、雪ん子、飛んでたよ」
「そう。じゃあ、あと1週間もすれば雪が降るね」
なんて会話がされるものですが、広島ではどうなのかしら?
さてさて、政治の世界はあれよあれよという間に衆院解散→総選挙の運びとなりました。
解散宣言のあとにニコニコとバンザイしているテレビの向こうの様子に「なぜにバンザイ??」と思った人もきっと多いはず。(←たぶん)
私の極々身近で「選挙、行く気がしない…」と言う人がいます。「それでも行かなきゃいけないよ」と私は言いました。
選挙に行かないってことは「どうぞ好きにしてください。どうなっても構いません」と言っているのと同じだと私は思うから。
3.11を経験して、「きっと世の中は変わる。価値観も一変する」と思ったのに、なんだか、なにごともなかったように世の中が進んでいるような気がしています。
3.11後いろいろなことがあって、「今まで、いろんなことに無関心だったことを反省した」という声を良く聞きます。
また、避難者から不安を聞きだすと、「3.11のことが忘れられている気がして怖い」「震災や原発事故が過去のこととして扱われているようで不安になる」というものが必ず挙がります。
そういう思いがあるなら、選挙に行きませんか。
自分の思いを託せるのは誰なのか、どこの党なのか、選ぶのは今とっても難しい気がします。
それでも、各党の代表の人が次の日本の総理大臣になったら…とあれこれイメージしたり、ニュースを読んだり、ネットを見たり、今だけいいこと言ってるような言葉には騙されないぞっ!と、どこに、誰に票を入れるか鋭意検討中と言ったところです。これからの日本をどうするかという選択に参加したいから。
私が投票するには「不在者投票」を利用します。
福島がこんな状態なので、私は申請しなくても全国避難者投票システムを元に「不在者投票用紙」が送ってもらえます。それを広島の最寄りの選管に持って行って投票してきます。福島までの2日の郵送期間を考慮して、自分の投票用紙が届く前に「当選確定」とか出るのが嫌で、用心深く投票前の水曜日には投票を済ませます。(広島の選管が不在者投票あった都度都度送ってなかったら意味ないのですが…。マメに発送お願いします、広島の選管の方。)
避難者にこのような対応をしていない避難元から避難している方も、申請をすれば「不在者投票」出来ます。
「住民票移して間もないから、選挙権ないんだよね」と思っている方、そんなことないですよ!
地方選挙ならそういうこともありますが、国政選挙は国内の住民票移動で選挙権がないという期間はありません。日本国内にいる20歳以上の人すべてに選挙権“あり”です。ただ、現住所でなく、元の住所での投票になるという事態はあるかも。でも、その時も「不在者投票」で投票できます。
不在者投票の申請用紙は各自治体のHPからダウンロードできるはずです。直接連絡しても対応してもらえます。郵送でのやり取りがあるので、けっこう時間がかかります。早めに動いた方がいいですよ。
今日のブログはちょっと説教くさかったかな?
3.11があって、こういう状況にあって、自分たちが経験したり被害にあったことは悲しかったり悔しかったりするのですが、そのことが無駄にされず、「あの経験があったからこういう良い未来を選ぶことができた」ということに繋がれば、救われるような気がしています。その一つの方法が選挙かな…と思うので。
あと、「不在者投票のことを知っていたら投票したのに!!」という人が一人でも減ったらいいなと思うので。
今の状況に満足してない思いを「どうせ…」と諦めず、思いを形や行動に現したらよい未来に繋がらないかな。
理想かもしれないけど、妥協の積み重ねが3.11前なら、3.11後だからこそ、理想をあきらめたくない気もするのです。
あ、やっぱり説教くさいかも。。。ごめんなさい。
<ささ>